ドイツ生まれで、ニューヨーク、ロンドンで演技を学んだちょっと異色の俳優ユテオさん。
韓国より先に海外で注目されました。
2024年アカデミー賞で作品賞、脚本賞の両方にノミネートされた「パスト ライブス/再会」にも出演し、その繊細な演技に多くの賞賛が集まりました。
そんなユテオさんの奥さんはどんな人なのでしょう?2人のなれそめは?気になるところをまとめてみました。
ニッキ・S・リーはユテオの奥さん。どんな人なの?
ユテオさんが結婚したのは、韓国出身の写真作家のニッキ・S・リーさんです。
ユテオさんより11才年上です。
韓国で生まれ育ち韓国の大学を卒業後、ニューヨークへ留学。
写真を勉強、写真作家として活動していたようです。
アメリカの様々な階層や趣味、人種のコミュニティにとけ込もうとするプロジェクトでは、いろんなコミュニティでのスナップ写真にニッキさん本人が登場しています。
映画にも興味があったようで、ユテオさんと韓国に戻ってからは演出家としてのお仕事も始めたそう。
ニッキ・S・リーさんは、とてもカッコいい女性のようですね。
ユテオさんのインスタもニッキさんが撮った写真がいっぱいあって、どれもカッコよくてセクシーです!
ニッキ・S・リーとユテオの出会いが素敵すぎ!
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ユテオさんと奥さんのニッキさんは、ニューヨークの路上で出会います。
アルバイトをしていたレストランの休憩中外で休んでいたユテオさん。
向こうから歩いてくる女性に思わず目がくぎ付けになったそうです。
奥さんのニッキさんもこちらを見ている男性からなぜか目が離せません。
こんな時どちらかが目をそらすものですよね!でも2人はお互い全く目をそらさなかったそうです。
いったん通り過ぎたニッキさんですが、やっぱり気になり1時間半後にさっきのお店の前までやってきます。
さっきの男性はもういませんでしたが、絶対このお店の中にいると確信があったそうです。
お店のドアを開け中に入ると、そこにユテオさんが。
2人は座ってずーーーっと話をしたそうです。
見た目だけでは日本人なのか中国人なのかわからず不安だったようですが、韓国人とわかって嬉しかったとのこと。
これは映画のワンシーンですか? まるで映画を観ているようです。こんなこと実際にあるんですね!信じられないです!
後でニッキさんは知るのですが、ユテオさんは小柄なぽっちゃりした人が好きだったそうです~。
ユテオさんみたいな人はすらっとしたきれいな人が好みかと思っていましたが(偏見ですね)、小柄なぽっちゃりした人が好きって聞いて好感度ますます上がりました!
ニッキ・S・リーとユテオの出会いは運命?
信じられないことは他にも…
また、夏にはユテオさんが開け放ったお店の窓辺から流れるフランクシナトラの曲を聴きながら通り過ぎていたと。
でも2人は一度も出会わなかったそうです。
よく映画にあるように知らない間にすれ違っていたのかもしれないですね。
まだあります。
ニッキさんの部屋にはシャンデリアがあったのですが、ユテオさんは毎晩疲れて地下鉄の駅に向かう途中、そのシャンデリアを見ていたというのです。
その灯りがとても温かく見えてときめいて、シャンデリアが輝く家にはいったい誰が住んでいるのか気になっていたそうです。
「出会うべき人は出会う。信じようが信じまいが」
ニッキさんにいわれると、めちゃくちゃ納得しますね。
キャーーーー!!映画の脚本ですかっ、これ!
ニッキさんは、ユテオさんより11才も年上なのにそんなこと全く感じさせなかったようです。
「僕は年令は全く気にしない。その人自体を見て、ただ純粋に好きになった」
と話しています。
そんなこと言ってほしいですね!とっても才能のある魅力的な女性に間違いないです。
そして2人は2007年に結婚します。
ニッキ・S・リーとユテオの結婚生活は忍耐の日々
韓国映画やドラマを見ながら韓国で仕事をしたいと思い始めたユテオさんは、2009年に韓国に移ります。
2009年「女優たち」という映画の端役で韓国デビューします。
しかし韓国語が流ちょうには話せなかったためか、そのあと売れない日々が続きます。
ニッキさんは、ユテオさんは才能があるからすぐに売れるようになると思っていたそうです。
でも5年経っても8年経っても韓国ではブレイクしなかったそうです。
奥さんのニッキさんの収入も固定収入ではなかったため、生活は大変だったそう。
才能があると信じていても結果がなかなか表れないと不安なものです。
生活のため、建設現場で働くとするユテオさんにニッキさんは
「君の魅力である少年美を失ってはいけない」
と反対したようです。
ニッキさんはユテオさんが俳優で成功することを120%確信してたんですね!
その頃はベトナムなど海外作品に出演することの方が多かったようです。
長い間支えてきたニッキさん、本当にユテオさんのことを愛してるんですね。
ユテオさんも負けてません。
ユテオさんの足首にはニッキさんの名前がタトゥーで刻まれてるんですって!
こんなことも。
出会った当時、ニッキさんはすでに有名アーティストでした。
一方ユテオさんは無名の俳優志望のバーテンダーでしたが、結婚祝いに7000ドル(約95万円)のブランドバッグをプレゼントしたそう。
えーーっ!まだお金なかったんでしょ?と思いましたが、自分を支えてくれたニッキさんに感謝を込めて贈ったんでしょうね。
まだまだあります。
毎日午後4時に憂鬱になるニッキさんに
「午後4時には一生そばにいてあげる」
「それは私がひとりの人間に責任を持つと言う意味。愛しているからそばで助けたかった」
といってたそうです。
どこまでニッキさんのこと愛してるんですか~!
ユテオさんいう通り「純粋な愛」なんですね~。
ニッキ・S・リーとユテオの子供は?
2人には子供はいないと思われます。子供に関する情報はありませんでした。
子供がいると思っていた人は多いのではないでしょうか。私も一人はいるのかと思っていました。
結婚してから長い間生活生活は大変だったことやニッキーさんの年令のことなとがあったからでしょうか。
でも子供がいない分、よりラブラブなのかもしれませんね。
ユテオの出演作品
韓国ではなかなか仕事がなかった2017年。
ロシア映画「LETO」で2000倍の競争率を勝ち抜き、見事主演を射止めます。
この映画は韓国にルーツを持つヴィクトル・ツォイ(1962年‐1990年)という実在の歌手が主人公。
人気のピーク時に28歳の若さで交通事故で命を落とし、ロシアでは伝説的ミュージシャンと呼ばれている人です。
ヴィクトルが自分と同じようにマイノリティとして生きる立場だったからでしょうか。
ユテオさんは役柄への理解度没入度がとても高く、見事に演じきりました。
この作品がカンヌ国際映画祭に出品され、世界の映画関係者に知られるようになりました。
それで韓国でも徐々に知られるようになっていきます。。
「LETO」という映画ですが、英語だと思って参加したらロシア語だったそうですよ。
びっくりですよね!ユテオさん、かなり焦ったようですがさすがです!
きっちりロシア語でセリフと歌をマスターしたそうです。
その後、2019年韓国ドラマ「アスダル年代記」でソンジュンギさんの父親役を演じます。
ドラマ「ベガボンド」「マネーゲーム」「保健教師アンウニョン」など次第に名前を知られていきました。
2021年にはドキュメンタリー映画「Log in Belgium」で監督デビュー。
「Log in Belgium」はパンデミックの宣言で、ベルギーの見知らぬホテルに隔離された俳優のユ・テオが自身の携帯で撮影。映画という媒体を通じて、仮想の世界で見せる本物のユ・テオの物語。
”仮想の世界で本物を見せる”面白い発想ですね。しかも携帯で撮影とは。監督ユテオにも注目です。
俳優を目指してから長い期間、本当によくユテオさんもニッキさんも耐えてきましたよね。
ニッキさんの支えがあったからここまで頑張ってこれたのでしょう。一人ではとても耐えられなかったと思います。
ユテオの新ドラマ「この恋、断固お断りします」絶好調!
ユテオさんとキムオクビンさん主演の「この恋、断固お断りします」がNetflixで配信中です。
本作は、男性をライバル視する女性弁護士と、女性を病的に疑うトップスターが、反目しあいながら、惹かれあい恋に落ちるロマンティックコメディ。
ユテオさん初のラブコメですね。
初回からキムジフンさん相手にやっちゃってくれてます(笑)
キムジフンさん、41才。セクシーの塊ですね。
ユテオさんとキムジフンさん、二人並ぶと韓流ではなく、まるで華流!濃いです!セクシーです!
ユテオさん、さすがに初回はラブコメ初めてだからか、ちょっと硬く見えました。
キャラクターのせいかな?でもだんだん慣れてきて後半ノリノリです(笑)
ユテオさんは初のラブコメ出演にあたり、脚本家のチェスヨンさんからヒョンビンさんを参考にするようにと言われたそうです。
そこでヒョンビンさんが主演した「シークレットガーデン」を観て、キャラクターをロールモデルしたらしいです。
テンポもよくて、キムオクビンさんとのコンビがサイコーのドラマです!
全10話なので一気見できちゃいますね!
キムジフンさんについてもっと知りたいときはこちら
ユテオ出演の「パスト ライブス/再会」アカデミーノミネート!
2024年のアカデミー賞で作品賞、脚本賞の両方にノミネートされた「パスト ライブス/再会」。
残念ながら受賞とはなりませんでしたが、アカデミー賞のあの会場にいれるだけでどれだけ光栄なことでしょう。
この作品は、アカデミー賞だけでなく多くの賞を受賞しています。
海外移住で離れ離れになった幼馴染が、24年を経てニューヨークで再会する7日間を描いた大人のラブストーリー。
これだけ見るとよくある話に見えますよね。
でもよくある話ではないところが、この映画の素晴らしいところです。主人公の2人に女性の夫を含めた3人の揺れ動く感情や想い。
ユテオさん始め、3人の役者さんは本当に丁寧に繊細に心の動きを表現されています。映画の中の特別な物語じゃなく、現実に起きていることとして…だから観るほうは、まるで自分に起きていることのようにリアルに感じるんでしょうね。
ユテオさん、ますます国際的に注目され活躍される予感がする素晴らしい映画です。
ユテオのプロフィール
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- 芸名:ユ・テオ 유태오/劉台午/ Teo Yoo
- 本名:キム・チフン 김치훈/Kim Tschi-Hun
- 生年月日:1981年4月11日(39歳)
- 国籍:韓国
- 出身地:ドイツ・ケルン
- 身長:181cm
- 学歴:Lee Strasberg Theatre and Film Institute (ニューヨーク)
Stella Adler Studio of Acting (ニューヨーク)
Royal Academy of Dramatic Arts (ロンドン)
ユテオさんはドイツのケルン生まれです。
1960年~1970年代に朴正煕政府は失業問題解消と外貨獲得のための海外人材輸出の一環として、西ドイツに鉱夫と看護師を派遣していました。
ユテオさんの両親は鉱夫と看護師としてドイツに移民し、そこで出会い結婚。ユテオさんが生まれました。
高校生までドイツで育ちます。当時バスケットボール選手として活躍していたユテオさん。
バスケ選手としては身長が足りなかったからか過度の練習の結果、両ひざの十字靭帯が切れる大けがをしてしまいます。
歩けなくなるかもと言われるほど深刻なけがだったようです。その結果、選手になることを諦めることに。
10代で、それまで一生懸命に打ち込んできたことを諦めると受け入れることは、本当につらく苦しい経験だったと思います。胸が痛くなります。
それまではバスケ一色のユテオさんでしたが、バスケ以外の道もあるんだという気付きがあったのか、演劇映画に興味を持ったようです。
この時は嬉しかったでしょうね。まだはっきりとは見えなかったでしょうが、小さな光を見つけた気分だったのではないでしょうか。
大学前の1年間に留学や実習をしてくると入学に有利になるというドイツの制度を利用して、2001年にニューヨークへ留学。
体育大学進学のために物理治療を学ぶつもりでしたが、偶然演技と出会い夢中になってしまいます。
そこで演技学校に入学し、予定よりかなり延長。2年半勉強します。
2004年いったんドイツへ戻りますが、ロンドンでシェイクスピアの3年分の授業を3ヶ月で受けることができるコースがあると知り、ロンドンへ。
ユテオさん、なんてフットワークが軽いんでしょう。そして演劇への情熱が凄いです!
ロンドンで勉強後、親には韓医学の勉強をすると言って再びニューヨークへ行きます。
下世話な話ですが、これだけ留学するのは経済的に大変だと思います。ユテオさんはラッキーですね。
ニューヨークへは留学ビザで行ったので、大学に通いながらオーディションを受ける日々でした。
せっかくオーディションに受かっても、中華料理店の配達やクリーニング屋といった、アジア人のステレオタイプな役ばかり。
困難な日々が続きました。
ニッキ・S・リーはユテオの奥さん・出演作品・新ドラマまとめ
長い下積み時代を支えてくれた奥さんのニッキ・S・リーさん。そしてそれに応えたユテオさん。
とても素敵なご夫妻です。
ユテオさんは海外のいくつものレストランでアルバイトをしてきたことから料理が得意です。
バラエティー番組でも披露していますよ。他にもソーセージを自分で作ったり、フラワーアレンジメントをしたりと、とっても器用な方です。
まだまだいろんな才能を見せてくれそうなユテオさんに期待しちゃいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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