韓国で知名度が上がる前に海外でその実力が認められたユテオさん。
長い下積み時代があったようですが、今はとても充実した俳優人生を送っていると思います。
そんなユテオさんですが、若い頃に大けがをし、俳優前にも大変な思いをしたことがありました。
今回はその大きな事故のこと、そしてその怪我や苦労を克服し、大成功しているユテオさんの出演作品についてまとめてみました。
ユテオの大怪我がターニングポイントに!?
高校生までドイツで育ちます。当時バスケットボール選手として活躍していたユテオさん。
バスケ選手としては身長が足りなかったからか、過度の練習の結果、両ひざの十字靭帯が切れる大けがをしてしまいます。
歩けなくなるかもと言われるほど深刻なけがだったようです。その結果、選手になることを諦めることに。
10代で、それまで一生懸命に打ち込んできたことを諦めると受け入れることは、本当につらく苦しい経験だったと思います。胸が痛くなります。
それまではバスケ一色のユテオさんでしたが、バスケ以外の道もあるんだという気付きがあったのか、演劇映画に興味を持ったようです。
この時は嬉しかったでしょうね。まだはっきりとは見えなかったでしょうが、小さな光を見つけた気分だったのではないでしょうか。
大学前の1年間に留学や実習をしてくると入学に有利になるというドイツの制度を利用して、2001年にニューヨークへ留学。
体育大学進学のために物理治療を学ぶつもりでしたが、偶然演技と出会い夢中になってしまいます。
そこで演技学校に入学し、予定よりかなり延長。2年半勉強します。
2004年いったんドイツへ戻りますが、ロンドンでシェイクスピアの3年分の授業を3ヶ月で受けることができるコースがあると知り、ロンドンへ。
ユテオさん、なんてフットワークが軽いんでしょう。そして演劇への情熱が凄いです!
ロンドンで勉強後、親には韓医学の勉強をすると言って再びニューヨークへ行きます。
下世話な話ですが、これだけ留学するのは経済的に大変だと思います。ユテオさんはラッキーですね。
ニューヨークへは留学ビザで行ったので、大学に通いながらオーディションを受ける日々でした。
せっかくオーディションに受かっても、中華料理店の配達やクリーニング屋といった、アジア人のステレオタイプな役ばかり。
困難な日々が続きました。
ユテオの出演作品が凄い!
韓国ではなかなか仕事がなかった2017年。
ロシア映画「LETO」で2000倍の競争率を勝ち抜き、見事主演を射止めます。
この映画は韓国にルーツを持つヴィクトル・ツォイ(1962年‐1990年)という実在の歌手が主人公。
人気のピーク時に28歳の若さで交通事故で命を落とし、ロシアでは伝説的ミュージシャンと呼ばれている人です。
ヴィクトルが自分と同じようにマイノリティとして生きる立場だったからでしょうか。
ユテオさんは役柄への理解度没入度がとても高く、見事に演じきりました。
この作品がカンヌ国際映画祭に出品され、世界の映画関係者に知られるようになりました。
それで韓国でも徐々に知られるようになっていきます。。
「LETO」という映画ですが、英語だと思って参加したらロシア語だったそうですよ。
びっくりですよね!ユテオさん、かなり焦ったようですがさすがです!
きっちりロシア語でセリフと歌をマスターしたそうです。
その後、2019年韓国ドラマ「アスダル年代記」でソンジュンギさんの父親役を演じます。
ドラマ「ベガボンド」「マネーゲーム」「保健教師アンウニョン」など次第に名前を知られていきました。
2021年にはドキュメンタリー映画「Log in Belgium」で監督デビュー。
「Log in Belgium」はパンデミックの宣言で、ベルギーの見知らぬホテルに隔離された俳優のユ・テオが自身の携帯で撮影。映画という媒体を通じて、仮想の世界で見せる本物のユ・テオの物語。
”仮想の世界で本物を見せる”面白い発想ですね。しかも携帯で撮影とは。監督ユテオにも注目です。
俳優を目指してから長い期間、本当によくユテオさんもニッキさんも耐えてきましたよね。
ニッキさんの支えがあったからここまで頑張ってこれたのでしょう。一人ではとても耐えられなかったと思います。
「この恋、断固お断りします」
ユテオさんとキムオクビンさん主演の「この恋、断固お断りします」がNetflixで配信中です。
本作は、男性をライバル視する女性弁護士と、女性を病的に疑うトップスターが、反目しあいながら、惹かれあい恋に落ちるロマンティックコメディ。
ユテオさん初のラブコメですね。
初回からキムジフンさん相手にやっちゃってくれてます(笑)
キムジフンさん、41才。セクシーの塊ですね。
ユテオさんとキムジフンさん、二人並ぶと韓流ではなく、まるで華流!濃いです!セクシーです!
ユテオさん、さすがに初回はラブコメ初めてだからか、ちょっと硬く見えました。
キャラクターのせいかな?でもだんだん慣れてきて後半ノリノリです(笑)
ユテオさんは初のラブコメ出演にあたり、脚本家のチェスヨンさんからヒョンビンさんを参考にするようにと言われたそうです。
そこでヒョンビンさんが主演した「シークレットガーデン」を観て、キャラクターをロールモデルしたらしいです。
テンポもよくて、キムオクビンさんとのコンビがサイコーのドラマです!
全10話なので一気見できちゃいますね!
キムジフンさんについてもっと知りたいときはこちら
ユテオ出演の「パスト ライブス/再会」アカデミーノミネート!
2024年の英国アカデミー賞で作品賞、脚本賞の両方にノミネートされた「パスト ライブス/再会」。
残念ながら受賞とはなりませんでしたが、アカデミー賞のあの会場にいれるだけでどれだけ光栄なことでしょう。
この作品は、アカデミー賞だけでなく多くの賞を受賞しています。
海外移住で離れ離れになった幼馴染が、24年を経てニューヨークで再会する7日間を描いた大人のラブストーリー。
これだけ見るとよくある話に見えますよね。
でもよくある話ではないところが、この映画の素晴らしいところです。主人公の2人に女性の夫を含めた3人の揺れ動く感情や想い。
ユテオさん始め、3人の役者さんは本当に丁寧に繊細に心の動きを表現されています。映画の中の特別な物語じゃなく、現実に起きていることとして…だから観るほうは、まるで自分に起きていることのようにリアルに感じるんでしょうね。
ユテオさん、ますます国際的に注目され活躍される予感がする素晴らしい映画です。
「ザ・リクルート」のシーズン2に出演!
Netflixのドラマ「ザ・リクルート」のシーズン2に主演することが決まったユテオさん。
米中央情報局(CIA)で働き始めた新米弁護士が国際スパイの世界に足を踏み入れていくというストーリーのスパイ・スリラードラマ。
ユテオさんは韓国情報機関・国家情報院(国情院)の要員を演じるようです。大切な人を守るため、孤軍封筒するとのこと
ユテオさんのイメージにぴったりです!
今年の初めから撮影が始まっているようで、配信は2025年になるのではと言われています。
ユテオさんの雄姿を早く観たいですね!
まとめ
成功までに時間がかかったユテオさんですが、愛妻のニッキさんの支えもあり、今では国際俳優として大活躍しています。
一見遠回りしたように見えますが、確実で確固たるキャリアを積み上げてきてますよね。
これからもっと羽ばたいていく俳優さんの一人だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ユテオさんと最愛の妻ニッキさんとのなれそめについてはこちらをお読みくださいね。
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